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本日は遅れてしまい申し訳ございません。
また学んだことを書き綴っていきます。
推理
推論の一つ、あるいは2つ以上の既知の判断(前提)なら新しい1つの判断(結論)を導き出すことで直接的推理と間接的推理とがある。
後者の例としては演繹的推理、帰納的推理、比論などがある。また、伝統形式論理学で普通推論式といわれるのは、アリストテレスによって明確にされた三段論法であり、これは大前提、小前提、結論の順に推論を進めて行くものである。これには定言的、仮言的、選言的三段論法があるが、アリストテレスのものは、主として定言的三段論法である
既知
すでに知っていること。知られていること
前提
ある物事が成り立つための前置きになる条件
「匿名を前提に情報を提供する」
論理学で推論において結論が導き出せる根拠となる判断
結論
1つの判断が真なることに基づいて導かれる
いま1つの判断。断案ともいう。推理においてほ前者は前提推理の終了が結論。
演繹的推理
[演繹より]
より一般的な事態より特殊的な事態へと推論するところの略称
自然科学において一般的な法則から当面の特殊な事情に関する結論を導き出す過程はこの演繹的推理の代表的な例
帰納的推理
帰納によって結論を導き出す推理
個々の具体的な事例から一般に適用するような原理、法則などを導き出すこと。
「以上の事実から次の結論が帰納される」
比論
比較して論じること
類似ほ点を挙げて研究すること。
類推
類推
類似の点を基にして他を推し量ること
倫理学の2つの事物ほ間に本質的な類似点があることを根拠にして一方の事物がある性質を持つ場合に他方の事物をそれと同じ性質をもつだろうと推理すること。結論は蓋然的、類比推理、類比、アナロジー
蓋然的(がいぜんてき)
ある程度確実である様
そうであると思われる様
対義語で必然的
類推
類推は類比、アナロジーともいい、特定の事物に基づく情報を他の特定の事物へ、それらの間のなんらかの類似に基づいて適用する認知過程
小前提
三段論法で大前提に対して、小概念を含む前提
小概念
定言的三段論法において結論の主語となる概念
定言命法とはカント倫理学における根本的な原理であり、無条件に命じる。
絶対的命法である。
定言的命令ともいう
三段論法
論理学における論理的推論の型式の1つ。
典型的には大前提、小前提および結論という3つの命題を取り扱う。
これを用いた結論が真であるためには前提が真であること、および論理の法則(同一律、無矛盾律、排中律、充足理由律)が守られていることが必要である
この原理は主語と述語の関係を基軸にした伝統的論理学では〈AはAである〉で定式化され、自明な命題の代表例
無矛盾律
論理学の法則であり、アリストテレスによれば「ある事物について同じ観点でかつ同時にそれを肯定しつつ否定することはできない」こと
通常の論理の根本原理の1つ
XはAこ非Aかのどちらかであって、Aでも非Aでもないことはあり得ないという原理
断案
ある事柄についての案を決裁すること。
またそういう断定を受けて採られた案
充足理由律
ライプニッツの言葉「弁神論」「理性に基づく自然と恩恵の原理」「単子論」なとの決定的理由律、単に理由律ともいい、「十分な理由の原理」とも訳される。
すべて存在するものは何故そうあらねばならないのかという十分な根拠を持っているということで、ライプニッツは矛盾律とともに、二大原理とした存在論的には最終理由は自己のうちに自ら存在根拠を持つ神に存する。
認識論的にはすべての実在はこの理由から説明できるし、可知的なものであることになる。
したがってこの原理は普遍的可知的の原理となる。なおショーペンハウアーは生成、認識、存在、行為の4つの充足理由律を区別した。
弁神論
ドイツの哲学者G.ライプニッツがそのフランス語で著作した表現としてギリシア語から合成した造語の神義論と訳す彼は「神の善性、人間の自由、悪の起源に関する弁神試論」
全能、善良なる神が創造したこの世界にいかして人間の自由行為と罪が可能であり、かつそれが神の責任に帰しえないこを論証した。
その後この話は神の摂理、悪の存在の解明などを主とする自然神学的論究に対して用いられる、19世紀前半のフランスのリセや神学校などでは哲学の一部門としてほぼ自然神学の意味で用いられている。